サッカー・ワールドカップも大詰め。決勝はイタリアvsフランスだ。
僕の周辺ではブラジル、オランダ、イングランド、スペイン辺りが決勝に残るのでは、という予想が大方を占めていたのだが、それらは見事に大外れ。イタリアはセリエAでの八百長問題が大きな影を落としていたし、フランスは欧州予選でのドタバタが尾を引いている観が拭えなかった。でもこうなってみると、その逆境こそがこの2チームにとってモチベーションの上昇に繋がる最大の要因だったのではと思わずにはいられない。
でも一番言えるのは、素人の予想なんて全く当てにならない、という事ですね。
昨日Melodic Rock.comを見ていたら、Journeyのヴォーカリストが交代という記事を発見。3代目ヴォーカルのスティーヴ・オージェリーが喉を痛めてしまってツアーをリタイア、現在Def Leppardと行っている全米ツアーを完遂する為に代役として参加するのは元Yngwie Malmsteen's Rising Forceのジェフ・スコット・ソートだそうな。Journeyのヴォーカリストと言えば2代目のスティーヴ・ペリーの存在があまりにも大きすぎて、ペリー以外のどんなヴォーカリストが歌おうが「そんなのJourneyじゃない!」と非難される事は避けられない事実。声の艶、テクニック、そしてソングライティングの能力、それらのどれをとってもペリーは孤高の域に達していた訳であって、そんな人と比べられてしまう後任ヴォーカリストは不幸この上ない訳です。その大任を10年弱続けてきたオージェリーがこういう形で一時的であれバンドを離れてしまうのは可哀相なんだけど、ジェフも良いヴォーカルだからね。このメンツのJourneyを日本で見るのは不可能だろうけど、音は聴いてみたいな。
ところでYngwieのバンドで歌っていた当時のジェフは年がら年中某雑誌で叩かれまくってたなあ。やれ「下手糞」だとか「ステージングが悪い」とか。僕は「そんなに酷いかなあ、この人の歌?」と疑問に思っていたけど(確かにステージングには難が有った)20年ちょっと経ってみたら、世界一評価が高いかもしれないスティーヴ・ペリーの代役をこなしていたりする訳で。
雑誌の言う事なんて全く当てにならない・・・・かな。

Escape

Escape

80年代ロックの最高峰。近年は日産のコマーシャルソング、若しくは「海猿」のテーマソングが入ってるアルバムという立位置になるのだろうか。
Rising Force

Rising Force

天才ギタリスト、イングヴェイ・マルムスティーンのソロデビュー作。このアルバムのリリースによって、ロックギターはテクニック面において急激に進化を遂げる事に。クラシックバイオリンを想起させる超絶的な早弾きをいとも楽々とこなすイングヴェイのギターには世界中のギタリストが影響を受けた。それ以降、クラシカルなアプローチによる早弾きはロックギターのスタンダードなテクニックとなる。インスト曲主体のアルバムだが、2曲だけジェフが歌うヴォーカル曲も有り。