連休中に遠方の友人宅にお邪魔したついでに、その友人を誘って映画を見に行く。
勿論今年のGW映画の本命といったら「トム・ヤム・クン!」だよね! え、違う? そんな事言うヤツはトニー・ジャームエタイ殺人拳を食らって死んじゃえ!

2年前に見た「マッハ!!!!!!」は、あまりのエクストリーム振りに僕の映画に関する既成概念を完全にぶち壊してくれた傑作だったのですが、さて今回は・・・

マッハ!!!!!」のストーリーは「村から仏像が盗まれる→仏像を追ってジャー、バンコクで大暴れ」というシンプル極まりない物でしたが、「トム・ヤム・クン!」は「村から象が盗まれる→象を追ってジャー、シドニーで大暴れ」と、ほんの少しだけ国際色豊かな内容にアップデートされておりますが、基本線に変更はありません。本編中、7割以上がジャーの殺人アクション満載。間違っても「ジャー、金髪美女とネンゴロになる」等という男の風上にも置けない展開は見せないので、僕みたいな人には安心して見ていられるのですが、普通のカップルとかにはやはりキツイでしょう。連休の真昼間だというのに客が5人しかいなかった、という事実はこの事とは無関係とはとても思えません。

しかしあまりにアクションに時間を割きすぎたせいか、話の展開が破綻気味だったのは否めないかな。本来クライマックスに来るであろうという派手なアクションが全編を覆っているので、コークスクリューだけが延々と続くジェットコースターに乗っている様な気分なのだ。でもアクションは本当に最高なので、やっぱり「マッハ!!!!!!」同様、コレもお勧めなのだ。
http://www.tyg-movie.jp/