10年程前からお気に入りの映画評論家・コラムニストの町山智浩さんのブログに興味深い記事が。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060315
僕が好きなヘヴィメタルの世界にはクリスチャン・メタル、はたまたサタニック・メタルなんてジャンルが存在していて、双方共に「神様(悪魔)万歳!!」とか「異教徒皆殺し!!」なんてイタイ歌詞を軽快なハードポップや強烈なブラスト・ビートに乗せて垂れ流していたりするのですが、さすがに「人種差別ポップ」までこの世には存在するとは知りませんでした。
という訳で早速、この「プルシアン・ブルー」のHPを訪問。まず最初に思った事は「まるで小学生が書いた歌詞だ!!!」なんですが、よく考えたら実際にガキが書いた詩も含まれているみたいなので、ここは「まるで20年前のジャパニーズメタル・バンドが書いた英語バージョンの歌詞だ!!!」に訂正します。もうそれくらい幼稚な文法・語彙で書かれた英詞(多分中学校3年生レベル)なので、悪意丸出しのメッセージが嫌になっちゃうくらいビッシビシ聞き手の心に土足で踏み込んできます。これはもしかして「単純でストレートな言い回しの方が効果有り!!」という計算があっての事なのか、と深読みしてみたりもしたのですが、でもやっぱり単にバ○なだけだと思うので前言撤回。
しかし「Victory」とか「The Road to Valhalla」なんて辺りの歌詞を見ていると、「小学生が殴り書きした歌詞を間違って採用、それをそのままレコーディングしてしまったMANOWARの図」なんて光景が僕の脳裏には浮かんでしまって困り物です。だってね、swordとかValhallaとかwarriorsなんて単語は普通、マッチョイズム全開の漢メタルバンドの歌詞の中でしかお目にかからない訳ですよ。




Fighting the World

Fighting the World

NY出身のベテランメタルバンド。「偽メタルに死を!(Death to false metal)」を合言葉に毎回毎回コテコテの筋肉メタルチューンを披露、世界中の漢達を歓喜の渦に包み込んでいる。





もう馬鹿馬鹿しくて言葉も無い、というのが本音なんですが、こういう連中にはDEAD KENNEDYSの「Nazi punks fuck off」がぴったりの曲だね。

Plastic Surgery Disasters / In God We Trust Inc.

Plastic Surgery Disasters / In God We Trust Inc.