ヘヴィメタル専門誌のBurrnを本屋で立ち読み、と思ったのだがキャプションが気になって購入。だって「VAN HALEN The end of the reunion」とか書いてるじゃないですか!
VAN HALENは言わずと知れたアメリカを代表するハードロックバンド。メンバー間の不仲が原因で21世紀に入ってからは活動を停止していたのだが、2年前にその不仲を解消して再結成ツアーとベスト盤のリリースが行われたのは記憶に新しい。しかしこの再結成ツアー、当初はワールドツアーになると思われていたのだが、結局はアメリカ国内でのみ、なんだかそれほどパッとしない形で終わっていたし、その後再びバンドは沈黙。「実際どうなってるのよ!?」と僕を含めたファンはやきもきしていたのだが・・・
要約すると、また人間関係が悪化して半ば再解散状態、先の目処は全く立っていない、という事みたいだが、一度駄目になってしまったものが再び駄目になった訳だから、ここまでくると本当に活動再開は難しいんだろうな、悲しいけど。最高のバンドの一つなのに、エゴが肥大化すると全てを台無しにして、何もかもが無に帰してしまう。ファンにとっては最悪だ。ハンドルネーム変えようかなあ・・・

1978年の1st。このアルバムがリリースされた事によってギターという楽器の奏法が劇的に進歩する事になる。エディ・ヴァン・ヘイレンが駆使する「ライトハンド奏法」は今ではギター奏法のスタンダードの一つ。しかしながらライトハンドだけではなく、フレーズ選び、ギターの音色、リズムの取り方、その全てが個性的で且つ、誰もが真似したくなるほどの魅力を備えていた。個人的には最高のギターの音が聴けるアルバムの一つだと思う。
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1986年の7th。このアルバムから元MONTROESのサミー・ヘイガーがVoを務める。初代Voのデイヴ・リー・ロス信者には受けが悪いが、デイヴ時代にあった破天荒さが鳴りを潜めた替わりに、サミーのソウルフルなヴォーカルが功を奏して、それまでより数段高いレベルまで彼らの音楽は到達する事になった。4曲目の「Dreams」は永遠の名曲。バンドは消えてもこの曲はいつまでも輝きを失わない。