First Blood

僕が10代を過ごした80年代はどんな時代だったのだろうか。
これは一言で集約できると思う。つまり「筋肉バカの時代」だったと。いや、なにも80年代を過ごした人達が皆マッチョになろうとしていた訳ではなく、単に映画の話なのではありますが。だって当時を代表するスターといえばシルベスタ・スタローン御大しか考えられない訳で。
僕がバカだっただけの話で、世間一般の人達はもしかすると違ったのかもしれないが、映画を見よう、と思い立ったらまず「爆発」・「筋肉」・「銃器乱射」、この3つは外せない重大要素だった。よって必然的にスタローン映画は当時の僕の必修科目、どんなに内容がクソであっても公開初日には劇場に自動的に歩を進めてしまう、そんな日常だった。スタローンよりちょっと遅れて出てきた「新・筋肉バカスター」のシュワルツェネッガーも勿論お気に入りで「バトルランナー」のあまりの知能指数ゼロ度にはいたく感動、あれから15年以上経った今でも僕の「生涯バカ映画ランキング」のベスト3からは陥落しそうも無い。
スタローンもシュワも今となっては終わってしまった人達なのでもうあの手の映画を見る事も無いだろうと考えていたのだが、どうもスタさん、忘れた頃にランボーの新作を作るみたいで。記事リンク yahoo/US
今の時代にあの手の映画が流行るかどうかは甚だ疑問だが、僕個人の「21世紀バカ映画ランキング」には自動的にエントリーと言って良いだろう。

バトルランナー [DVD]

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未来世界の「風雲!たけし城(あまりにエクストリーム過ぎて人が死にます)」、まさしくそんな感じ。ストロング小林とか城みちるは勿論出ません。
ランボー3/怒りのアフガン [DVD]

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アフガンの為に戦うアメリカ人 ・・・・って、今じゃあ考えられないプロットですな。この映画の公開直前にソ連軍はアフガンを撤退したので、それもズッコける要因の一つ。見終わった直後、一緒に見ていた友人と思い切り苦笑いした事を今でも覚えている。