The only ones

世の中、男性と女性がそれぞれ存在する訳で、当然の事ながら男性のアーティスト、女性のアーティストそれぞれが活動している。僕の場合、好きなアーティストは9割方男性なのだが(ハイハイ、別に深い意味は無いので要らぬ詮索はせぬ様に。フォー!)、これは単に自分の好きなジャンル、特にロックが男性中心の世界であるが故の結果だろう。確かに著名な女性ロッカーも世の中には多数存在する。ジョーン・ジェットとかリタ・フォード、90年代以降だと故カート・コバーンの妻だったコートニー・ラヴ辺りがその代表だろうか。しかしながらそれらロックのマッチョイズムを体現したかのような彼女達には僕は全く興味が沸かない。男性と同じ方法論で表現しているように感じられて、なんだか違和感を感じてしまうのだ。
こういう事を書いてしまうと性差別的なのかもしれないけれど、女性には女性である事を意識してもらいたい、そんな考えを昔から持っているので、それが少なからず影響を及ぼしているのかも。端的に言うと、髪形とか洋服とかはたまた化粧であるとか、そういう「美的」な物事って女性であるが故に楽しめる特権みたいな物だと思う。だからそういう事に無頓着な女性って男性の僕から見ると勿体無く感じる。言い換えると、女性であるという事実が既に特権である訳で(その反対もまた特権)、それを音楽表現にも生かしてもらいたいし、それがそのまま個性に繋がると思うのだ。
という訳で僕はこんな人達が好き。

パリ・レイン

パリ・レイン

ブルー

ブルー

つづれおり

つづれおり

エッセンシャル・ハート

エッセンシャル・ハート

三国駅

三国駅

勿論、まずは音楽ありきであって、その音楽を作ったのがたまたま女性だったとも言えるのだろうけど。上記の話からすると矛盾してるか・・・ でもどれも本当に素晴らしい。aikoなんて天才的だと思う。