Pretty Maids All In A Row

現在までに於いてアメリカ国内で最も売れたアルバムは何でしょう? 答えはThe Eaglesの「Greatest Hits Vol.1」だそうです。ちょっと前まではネバーランドに住んでいる白人みたいな黒人の「Thriller」がその地位に与っていたのですが、ちょっと前にその記録は破られてしまったみたいです。でもThe Eaglesは1995年の再結成以来、コンスタントにライヴ活動を展開して新たなファンを獲得している事に対して、マイケルはまあアレですからね・・・・ これは当然の結果かもしれません。日本でも平井堅が「ならず者」をカヴァーして、それを聴いた人がThe Eaglesを聴いてみる、という事象もあるみたいですしね。


で、今日The Eaglesの最新ライヴDVDがリリースされたので早速手に入れてみました。

何より驚くのが70年代と変わらない演奏と歌唱。今では50代に突入したメンバーが20代、30代の頃に作った曲を当時そのままに再現できる、というのはもう奇跡に近い。普通、往年のバンドが昔の曲を演奏する場合、キーを下げている事が多いのですが(若い頃には出せた声が年を取って出せなくなってしまう為)、彼らはそのままのキーで昔と変わらない美声を聴かせてくれます。ベース兼ヴォーカルのティモシー・B・シュミットなんて声だけ聴けば10代・20代の青年にしか聴こえないくらい。元々The Eaglesはライヴの上手さには非常に定評のあるバンドですが、まさかここまでとは思いもしませんでした。まあ、さすがに見た目は年食ったなあと思わずにはいられないのですが。ドン・ヘンリーなんて最近何かと話題の花田勝氏(by貴乃花親方)みたいなルックスになっちゃてるもんなあ。

このDVDは去年の11月にオーストラリアはメルボルンで撮影されているのですが、この1ヶ月前には日本で5大ドームツアーが敢行されています。本当は僕も見ようかと思っていたんですが同時期に僕の最大のヒーローの一人、Todd Rundgren大先生も日本公演を行っていた為そちらを選択、よって泣く泣くスルー。そんな経緯があるので僕にとってはこのDVDは、見る事が出来なかったライヴを疑似体験するという意味合いがあるように思えます。音も画像も格別に良いのでThe Eaglesのライヴってどんな感じなんだろう、という人にはお勧めです。

そういえばToddのライヴを見た翌日、銀座の山野楽器でギターを物色していたらThe Eaglesのギタリスト、ジョー・ウォルシュが隣にいたんだよね。結構エキセントリックなイメージの人なのでサインとか頼んだら怒られるかなあ、と思いつつ話しかけてみたら、とっても優しい人で写真撮影にも快く応じてくれました。下はその時の写真。でも僕の顔は引きつってるな、ハハハハハ。
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