The Battle Rages On

兄弟喧嘩はまあ世の常と言いますか、あって当たり前の事象な訳ですよ。ただ最近の若・貴の骨肉の争いを見てると「テメーラ、いい加減にしろ、ダー!!!!!!!」と猪木さん張りに絶叫したくもなりますな。まあもともと僕は2人とも大嫌いなのでどうでも良いといえばそれまでなんですが。

僕が好きなF1の世界でも最近、兄弟が一騒動起こしてまして、その兄弟とは言わずと知れたシューマッハ兄弟であります。兄・ミハエルはF1史上最高のドライバーであり、ドライビングには少々強引でダーティな部分もありますが、アスリート、そして人間としても立派な人物であります。弟・ラルフはまあそこそこ才能はあるんですが、とにかく一言多い。「口は災いの元」と言いますが、この言葉はまさしく彼の為にあるんじゃないか、と言いたくもなります。

今年のミハエルの成績はかなり厳しい物がありまして、俄に引退説も囁かれているのですが、ミハエルはそれを否定。そりゃあそうでしょう、マシンのパフォーマンスが上がらないが故に結果が出ないのであって、彼自身の走りはやはり未だにトップクラスなのですから。ただ、彼も今年で36歳、年齢だけ考えればアスリートとしては晩年と捉えられても無理はないのですがね。

そんな状況下で弟が「おにいちゃんは今年で引退すると思うよ」と、無責任な発言をしちゃった訳ですわ。「最近モチベーションも上がらないみたいだし、多分引退するんじゃないかなあ」というのが要旨なんですが、引退する事が事実であったとしても本人の口からそういう話はするものだし、たとえ弟であったとしてもこれは「余計な一言」ですな。

そこで兄貴が一言。
「引退する気はない。それよりもアイツは人の事をかまってる暇はないだろ」

そうラルフ君、君は今年相当やばいっすよ。チームメイトにかなり水を空けられちゃってるじゃないですか。下手すると今期でTOYOTAからクビを切られちゃうよ。

この兄弟喧嘩は押し出しで兄貴の圧勝ですな。