Drinkin’ with the Devil

初めて飲酒したのは多分小学生の時だろうか。まあ飲酒したとは言っても親戚邸の地鎮祭で振る舞われた杯を舐めただけなのだが。地鎮祭であるが故にその酒は日本酒だったのだが、子供心に「甘みがあって旨いな」と感じた事を憶えている。

それから10年後。

立派な酒飲みになるかと思われていた5150でしたが、オヤジの家系の血を色濃く引いてしまったせいか酒飲みどころかほぼ酒が飲めない体に成長してしまいました。

それでも大学生頃にもなれば当然酒の席も日常的に出てくる訳で、そりゃあ19才ぐらいの頃は散々な目に遭いましたよ。ビール大瓶一気飲みとか、口移し(男性のね)で日本酒飲まされたりとか、飲んだ直後に徒競走とか。ええ、その度にゲロ吐いてました。時には頭にきて暴れたりもしたなあ。結構世捨て人的な性格なので、「他の人は他の人。俺は別に酒なんか飲まなくても十分人生楽しいよ」と考えていたんですが、さすがに30も過ぎるとこの考えは間違いだったと思わずにはいられない。

まず決定的に楽しみの機会が減る。酒を飲まない人の人口の方が少ないだろうから、それだけ人に会う機会も減る訳です。でも酒席って大人にとっての一般的な楽しみの一つでしょ? これは絶対に自分にとって損な訳ですよ。あと、共通の話題が持てなくなる。「あ、あの酒は旨いよね」とか「あそこの店は良いよね」なんて会話も成り立たない。兄貴には「お前が酒飲みなら一緒に行きたい店があるんだけどなあ・・・」と良く言われます。

まあそれでもたしなむ程度には飲むので、この2年ばかりは自宅で夜に晩酌もしたりする訳ですが、やはり弱い事は絶対的な事実なのでそんなに量は飲めない。しかしながらすぐに眠くなるので寝つきの悪い僕には晩酌はちょうど良いのかも。(眠くなるのが嫌だから今でも外でやる飲み会ではめったに飲まないんすよ、実は。楽しめる時間が短くなってしまうのが忍びないので・・・ Mini関係の方々スイマセン、次回は多分飲みますんで)

でも今日、20年来の親友に電話で言われました。
「お前が飲むって!? 飲み会の時の足が無くなるじゃねえか」
へいへい、君らと飲み屋に行く時は勿論飲みませんよ。