さすがに年齢を考えると十分に「おっさん」の部類に入る僕なので、聴く音楽もちょっと今の主流からは外れてしまっている。で、ここ数年嬉しさ反面、金銭的には苦しくなってしまうのが、自分が10代の頃に聴きまくった往年のバンドの全盛期を収めたDVDが次から次へとリリースされるという状況。で、今日も財布が軽くなってしまいましたよ。

80年代、圧倒的な人気を誇ったアメリカン・ハードロックバンドと言えばやはりJOURNEY。ここ3年ばかり日産エル・グランドのCMで「Open Arms」や「Don't Stop Believin'」がイメージソングとして使用されているので、バンド自体は知らなくとも曲は聴いた事がある、という人は多い筈。そのJOURNEYの81年のMTVライヴがこのDVDには収められている。
とにかく驚くのがスティーヴ・ペリーの完全無比なヴォーカル・パフォーマンス。彼の艶のあるハイトーンはどちらかというとロック的というよりR&B的な響きを持っているので、ゴスペルの様な神聖さを彼の歌声には感じてしまうのだ。ああ、こんな感じで歌えたら最高だろうな。今では殆ど隠居状態の彼だけど、また再び僕らの前に姿を現してその歌声を披露してもらいたいものだ。

ところでこのDVDを購入した後に店内を見回したら「バカ殿」のDVDボックスが大量陳列されている事に気がついたのだが、そのDVDには田代の出演シーンは収録されているのかどうか非常に気になった。今では殆ど隠居状態(完全に収監状態)の彼だけど、また再び僕らの前に姿を現してその歌声(人生を賭けたパフォーマンス)を披露してもらいたいものだ。