Kill ’em All

ようやくDVDでリリースされたので韓国映画「オールド・ボーイ」を見てみた。

オールド・ボーイ プレミアム・エディション [DVD]

意味不明なまま15年間監禁された男の復習劇という事で、導入部から終盤まで常に謎めいた展開は見る者に息をつく暇も与えない。作品の性格上、かなり残酷かつインモラル表現が多いので万人にはお勧めしませんが、タランティーノやフィンチャーの作品が好きな人はハマるのではないだろうか。・・・・って、つまり野郎向けの映画って事ですね。元々週刊アクションに連載されていた劇画が原作なので、当然と言えば当然か。

しかし素材が日本のマンガなのにどうしてこういうのを日本で作らないんですかね。美味しい素材をキャッチするアンテナが鈍っているというのもあるだろうし、時代の流れを表層的にしか捉えられない、というのもあるのかな。「よ〜し、最近は昔のマンガの実写版がブームだからわし等もやるぞ！」という事で出来上がるのが「忍者ハットリくん」とかじゃズッコケちゃう訳ですよ、こちらとしては。

という訳で俺としては究極のカルト・マンガ「野望の王国」を実写化キボン。勿論「サルまん」との2本立てだ。