Replica

runt51502005-04-06

半月ほど前にランディ・ローズについて書きましたが、現在オジー・オズボーン・バンドのギタリストを務めるザック・ワイルドはそのランディの信奉者としても有名で、事ある毎にいかにランディの存在が自分にとって大きいかを語っています。そのザックが今使っているギターの中にランディ・ローズのメインギターとして有名な「水玉フライングV」のレプリカがラインナップされています。

いったいどこの誰がこのギターのレプリカを作ったんだろうと思い、調べてみると・・・

ありました、カリフォルニアの「GMW」という工房で作られたギターなんですね。で、この工房、ランディV以外にもいろんなアーティストのレプリカを作っていて、そのラインナップが僕らの世代にはなんとも懐かしい。
http://www.gmwguitars.com/class/rockreplicas.html

スティーヴ・ヴァイの「フレイム」とかウォーレン・デ・マルティーニの「ロンドン」、ジョージ・リンチの「タイガー」、どれも僕が高校生の頃にギター雑誌で何度も見た有名なアーティストモデルだけど、一番「おお!」と思ったのがジェイク・E・リーの「ブルー・バースト」。このギター、本当に綺麗なギターだったんだよな。確かジェイクはオジー・オズボーンの「Lightning Strikes」のビデオクリップでこのギターを抱えてた筈だけど、僕の親友のT君はこのギターに魅せられて、自作で似たようなギターを作ってたっけ。

ギターを弾いてる人って、誰もが憧れの対象が存在するもので、プレイは勿論の事、ルックスや機材も真似したくなるんだよね。その人に近づく一番の手段は似たようなギターを抱える(それこそ全く同じギターを抱えるのが究極)事だと思う。多分このGMWのオーナーも80年代のLAメタル全盛期に青春時代真っ只中だった人だと思うんだけど、自分がギタービルダーになった現在何が欲しいかなと考えた時、往年の自分のヒーロー達の愛器を再現してみようという心理は手に取るように判る。あの頃のギタリストは一人一人に強烈な個性があったし、「真似したい!」と思わずにはいられないカリズマ性があったからね。

最近そういう人があまりいないのはちょっと寂しいな。