I was only joking

で、今日もドラえもんの話題ですよ。

僕が特に好きなドラえもんのエピソードってタイムマシンを使った話なんですよね。それも「連載漫画の続きを早く読みたいから、未来に行って読む」とか「タイムマシンを使って数時間後のドラえもんを何人も集めて、のび太の宿題を終わらせる」とかいう他愛の無い話が特に好き。他愛の無い話なんだけど、決してひみつ道具が物語の主役ではなく、タイムマシンを使う事によって生じる現象や影響が主題になっているので、大人になった今読み返しても十分読み応えのある話だなあと。

ところでのび太はある時点から本当の年齢は小学生ではなく大人になってるって知ってる?両親に叱られて家出し、無人島で生活するんだけど、無人島への移動に使ったタケコプターを無くしてしまったのでその後10年ぐらい無人島で助けを待つんだよね。すっかり大人になってしまった頃にドラえもんがようやく助けにくるんだけど、このままじゃ家に入れない、という事に。その為まずはタイムマシンで家出した晩に戻り、タイムふろしきで体を包んで子供時代に体を若返らせて、ようやく懐かしの両親に10数年ぶりの再会を果たす。だからこのお話以降、実年齢は20代前半ぐらい、という事になる。

「僕が大人になったらこのマンガは終わりじゃないか〜!!」なんて台詞があるので勿論ブラックジョークとしてこのお話は書かれてるんだけどね。でもそんな所もドラえもんの作品としての魅力の一つだと思うな。